niri for macOS:niriはMacで動くのか?

結論から言うと、動きません。niriはLinux用のWaylandコンポジターで、macOSでは動かせないからです。ただし、niriのワークフローはMacでも実現できます。このガイドでは、何がそのまま持ち込めるのか、どんな選択肢があるのか、そしてniriのキーと設定がどう置き換わるのかを解説します。

結論

niriはmacOSにインストールできません。niriはLinux用のWaylandコンポジターです。ディスプレイサーバーそのものを置き換えるソフトで、macOSではそれが許されていません。それでも、niriのワークフローはMacでも手に入ります。果てしなく続く横長のストリップに並ぶ列、左右へのフォーカス移動、プリセット幅、そしてトラックパッドでのスクロール。これを実現するアプリは3つあります。ChainYourMac(有料、macOS 13以降)、OmniWM(無料、macOS 26 Tahoe専用)、PaperWM.spoon(無料、Hammerspoon上のLua)です。Linuxを使っているなら、迷わずniriを使いましょう。素晴らしいソフトです。

niriとは

niriは自らを「a scrollable-tiling Wayland compositor」(スクロール型タイリングのWaylandコンポジター)と説明しています。Rustで書かれていて、ライセンスはGPL-3.0。最初のリリースは2023年後半で、現在はカレンダー形式のバージョン番号を採用しており、最新リリースはv26.04(2026年4月)です。そのモデルはREADMEの一文に集約されています。ウィンドウは右方向へ無限に続くストリップ上に列として並び、新しいウィンドウを開いても、既存のウィンドウがリサイズされることはない、というものです。

niriらしさを形づくる要素は、ほかにもあります。

  • モニターごとに1本のストリップ。各モニターが専用のストリップを持ち、ウィンドウが隣の画面にはみ出すことはありません。
  • 動的な縦方向のワークスペース。ワークスペースは各モニター上で縦に積み重なり、いちばん下には常に空のワークスペースが1つ用意されています。
  • 柔軟な列。1つの列に複数のウィンドウを縦に重ねたり、タブとして表示したりでき、プリセット幅を順番に切り替えることもできます。
  • ジェスチャーと細部の作り込み。タッチパッドのジェスチャー、ズームアウトするOverview、カスタムシェーダーを使ったアニメーション、ぼかし、グラデーションの枠線、そして変更がその場で反映されるKDL形式の設定ファイルを備えています。

niriのREADMEには、GNOMEの拡張機能であるPaperWMに「大きな影響を受けた(heavily inspired by PaperWM)」とあり、ほかの環境で「スクロール型のタイリングを実現する(tile scrollably elsewhere)」プロジェクトの一覧には、macOS向けのものが2つ含まれています。その経緯はniri vs PaperWM(英語)で紹介しています。

なぜniriはmacOSで動かないのか

niriは、デスクトップの上で動くアプリではありません。コンポジターです。Linuxでは表示レイヤー全体の役割を担い、GPUとやり取りし、カーネルから入力を受け取り、すべてのピクセルを描画し、アプリとはWaylandプロトコルで通信します。macOSには、そのどれもありません。

  • macOSにはWaylandがありません。MacのアプリはAppleのフレームワークを通じて描画しており、Waylandクライアントではありません。
  • コンポジターはAppleのWindowServerだけで、これは保護されたシステムの一部です。SIPがオンでもオフでも、サードパーティのソフトウェアがこれを置き換えることはできません。
  • 入力、ディスプレイの設定、ウィンドウの描画は、すべてAppleのAPIを経由します。

つまり「niriのmacOS移植」は、手間の問題ではありません。macOSの成り立ちそのものが、それを不可能にしています。LinuxのVMでniriを動かしても、手に入るのはウィンドウの中のniriであって、Macのアプリを管理するniriではありません。このガイドで紹介するMac用のツールは、どれも別の道を選んでいます。macOSと協調して動き、ウィンドウの描画はAppleに任せたまま、アクセシビリティAPIを通じて実際のウィンドウを動かすのです。

Macに持ち込めるもの、持ち込めないもの

niriの概念Macでは(ChainYourMacの場合)
無限に続く横方向のストリップ、開いてもリサイズしない対応。これが中核のモデルです
列のフォーカス移動・列の左右への移動対応。⌃⌥←/→ と ⌃⌥⇧←/→(変更可能)
1つの列に複数のウィンドウ対応。スタック:スタック、取り出し、並べ替え、高さの調整
タブ表示の列対応。タブバー付きのタブ付きの列
preset-column-widths、maximize-column、center-column対応:プリセット幅、全幅、中央寄せ(never / on-overflow / always も)
モニターごとに1本のストリップ対応。ウィンドウは自分のディスプレイにとどまります
タッチパッドのスワイプで表示をスクロール対応。指の動きについてきます(初期設定は4本指、3本指も可)
フローティングウィンドウ対応:⌃⌥T、アプリごとのルール、サイズ固定の小さなウィンドウは自動でフローティング
動的な縦方向のワークスペース+Overview非対応。代わりにmacOSの操作スペースとMission Control。操作スペースごとに専用のストリップがあります
コンポジターの効果:シェーダー、ぼかし、角丸のクリッピング非対応。ウィンドウを描くのはAppleです。オプションのフォーカス枠と減光のみ
画面外のウィンドウを完全に隠すほぼ対応。macOSは画面外のウィンドウのごく一部を隅に表示したままにします
KDL形式の設定、ライブリロードすぐに反映されるGUIと、任意で使えるTOMLファイル

アニメーションの仕組みも異なります。niriでは、コンポジターが実際のフレームそのものをアニメーションさせます。macOSのウィンドウマネージャーは、アクセシビリティAPIを通じてウィンドウを毎秒何度も動かすことでアニメーションを実現します。ChainYourMacは、その動きをディスプレイのリフレッシュレートに同期したスプリングで制御しています。なめらかに感じられますが仕組みは別物で、アプリによってリサイズのなめらかさには差があります。

ここで実際に操作できます。動画ではなく、本物どおりに動くChainYourMacの模型です。

動画ではなく、実際に動くChainYourMacの模型です。タイトルバーをドラッグして並べ替え、Dockのアイコンをクリックしてアプリを開き、赤いボタンでウィンドウを閉じられます。実際のアプリでは、各キーと一緒に ⌃⌥ を押します。このデモはどちらの押し方にも反応します。

  • Appleの公証済み
  • Developer IDで署名
  • アカウント不要、アプリからの利用データ送信なし
  • 必要な権限はアクセシビリティのみ
  • 自動アップデート

macOSでniri風のスクロールを実現する方法

2026年10月6日時点で、各プロジェクトのリポジトリで確認した内容です。

ChainYourMacOmniWMPaperWM.spoonAeroSpaceyabai
niriのようなスクロール型ストリップありあり(Dwindleも)ありなし(i3風のツリー)なし(BSP)
macOS13 Ventura以降26 Tahoe以降Hammerspoonが動く環境13以降READMEを参照
チップAppleシリコンAppleシリコン各プロジェクトのREADMEを参照
トラックパッドでのスクロールあり、指についてくるあり、2/3/4本指あり該当なし該当なし
スタック/タブ付きの列両方両方スタックアコーディオンスタックレイアウト
ワークスペースmacOSの操作スペース独自のワークスペースmacOSの操作スペース独自(エミュレーション)macOSの操作スペース
設定方法GUI(TOMLは任意)GUI+TOMLLua(init.lua)TOMLシェルスクリプト+skhd
SIPの変更不要不要不要不要任意(追加機能用)
価格$19.99(買い切り)無料、GPL-2.0無料、MIT無料、MIT無料、MIT

ChainYourMac:macOS 13以降で使える、niri風のネイティブアプリ

ChainYourMacは「niri wasn't for Mac, so I made one.(niriはMac用じゃなかったので、自分で作った)」という一言から始まりました。Rustのエンジンと、SwiftUI製の設定アプリで構成されています。レイアウトはスクロール型のストリップ1つだけで、そのぶん深く作り込んでいます。左右どちらからでも組めるスタック、タブ付きの列、プリセット幅と幅の拡大・縮小、全幅表示、中央寄せモード、移動中に表示されるストリップのミニマップ、タイトルバーのドラッグによる並べ替え、そして列の順番・スタック・タブを再起動後も保つセッション復元。すべての設定はすぐに反映されるGUIにまとまっていて、ショートカットの記録はAZERTY、QWERTZ、Dvorak配列でも使えます。

長所:macOS 13から26まで動作、設定ファイル不要、必要な権限はアクセシビリティのみ、macOS標準の操作スペースを使用、開発者に直接メールできる。短所:有料、クローズドソース、Appleシリコン専用、スクロール型のみでBSPモードはなし。

OmniWM:無料で多機能、ただしTahoe専用

OmniWM(v0.7.5、2026年10月5日。リポジトリはOmniNull/OmniWMに移転)は、GPL-2.0の無料ウィンドウマネージャーで、ワークスペースごとにniri風のスクロールコンテナか、Hyprland風のDwindleを選べます。quakeスタイルのターミナル、スクラッチパッド、Overview、コマンドパレット、omniwmctl CLIなど、追加機能も豊富です。2本、3本、4本指のトラックパッドジェスチャーで列をスクロールできます。

長所:無料でオープンソース、開発が非常に活発、2種類のレイアウト、パワーユーザー向けの機能が豊富。短所:macOS 26 Tahoe以降が必要、アクセシビリティと入力監視の両方の権限が必要、独自のワークスペースを使い、ディスプレイごとにmacOSの操作スペースは1つだけ。詳しい比較はChainYourMac vs OmniWM(英語)を、Tahoeを使っていないならOmniWMの代替(英語)もご覧ください。

PaperWM.spoon:無料、スクリプトで自在、Hammerspoonの中で動く

PaperWM.spoonは、Hammerspoon向けにLuaで書かれた「tiled scrollable window manager for MacOS」です。MITライセンスで、現在も活発にメンテナンスされており、トラックパッドのスワイプによるスクロールにも対応しています。Spoonsフォルダにクローンし、init.luaを編集してインストールします。

長所:無料、スクリプトでいくらでも拡張できる、Hammerspoonが動く環境ならどこでも使える。短所:Luaの設定を自分で保守する必要があり、READMEには、画面外のウィンドウが画面の端に見えてしまうことや、複数ディスプレイでのクセについての注意書きがあります。手順はPaperWM.spoonセットアップガイド(英語)をご覧ください。

AeroSpaceとyabai:優れたタイル型だが、niriではない

この2つは「niri macos」の話題で必ず名前が挙がるので、はっきりさせておきます。AeroSpaceは「i3-like tiling window manager」(パブリックベータ、v0.21.3-Beta)です。yabaiはバイナリスペースパーティショニング(BSP)でタイル配置します(v7.1.25)。どちらも優れたツールですが、スクロール型のレイアウトはありません。新しいウィンドウを開くたびに見えている画面が分割され、他のウィンドウが配置し直されます。これこそ、niriが避けるために作られた挙動です。本当にi3のような動作がほしいなら、ChainYourMac vs AeroSpaceとvs yabai(いずれも英語)をご覧ください。

小規模なプロジェクトもあります。NehirはOmniWMからフォークしたスクロール専用版で、komorebi for Mac(初期段階、v0.1.x)もスクロール型のレイアウトを挙げています。

niriのキーをMacで使う

niriの初期設定はModキーを使います。実機のセッションではSuperキーです。Macでは⌘はアプリが使うキー(⌘C、⌘W、⌘Q)で、⌥単体は文字の入力や単語単位の移動に使われます。そこでChainYourMacは、ウィンドウマネージャーの操作をcontrol + option(⌃⌥)に割り当て、niriのキー配置の形はそのまま残しています。

操作niriの初期設定ChainYourMac 2.1の初期設定
列のフォーカスを左/右へMod+Left/Right、Mod+H/L⌃⌥←/→、⌃⌥H/L
列を左/右へ移動Mod+Ctrl+Left/Right⌃⌥⇧←/→
プリセット幅の切り替えMod+R⌃⌥R
列の最大化(全幅)Mod+F⌃⌥F
列を中央へMod+C⌃⌥C
ウィンドウの取り込み/追い出し(consume / expel)Mod+[ / Mod+]⌃⌥] / ⌃⌥[ でスタック、⌃⌥⇧] / ⌃⌥⇧[ で取り出し
タブ付きの列Mod+W⌃⌥⇧T
フローティングの切り替えMod+V⌃⌥T
タッチパッド:ストリップをスクロール3本指の横スワイプ4本指スワイプ(3本指も可)

どのショートカットも記録し直すことができ、1つの操作に複数のショートカットを割り当てられます。最初/最後の列、列の幅、高さ、モニターの操作、そして対応するものがない操作まで網羅した完全な表は、niri keybindings on Mac(英語)にあります。

niriの設定をMacで再現する

niriユーザーが実際に調整するレイアウト設定は、すべてChainYourMacにもあります。アプリの設定項目としても、任意で使えるTOMLファイルのキーとしても使えます。

  • preset-column-widths → Preset Window Widths(preset_column_widths)。初期値は25、33、50、67、75%です。niriの初期値は1/3、1/2、2/3です。
  • gaps 16 → gap_innerとgap_outerを別々に、ポイント単位で設定(初期値は8)。
  • center-focused-column "never" | "on-overflow" | "always" → center_focused_column。同じ3つの値で、初期値も同じです。
  • focus-follows-mouse / warp-mouse-to-focus → focus_follows_mouse / mouse_follows_focus。niriと同じく、どちらも初期設定はオフです。
  • focus-ring → 色・幅・角丸を指定できる任意のfocus_border。初期設定はオフです。

ウィンドウルール、アニメーション、出力(outputs)、ワークスペースについては、niri config on macOS(英語)で1行ずつ対応を解説しています。

複数モニターと操作スペース

モニターごとのストリップは、niriが作られた大きな理由の1つでした。READMEには、ウィンドウが隣のモニターに「overflow」(はみ出す)ことは決してない、とあります。ChainYourMacもmacOS上で同じルールに従います。ディスプレイごとに専用のストリップがあり、フォーカスもスクロール位置もそれぞれ独立しています。画面の端にあるウィンドウは、隣の画面にはみ出さず、端にぴったり揃います。⌃⌥Nでウィンドウを次のディスプレイへ送れます。ウィンドウを別のディスプレイへドラッグすると、そのディスプレイのストリップに加わります。Configuration → Displaysで、任意のディスプレイ1台を管理対象から外すこともできます。

ワークスペースについては、ChainYourMacはmacOSの操作スペースを使い、操作スペースごとに専用のストリップを持ちます。切り替えはMission Controlのスワイプか、control + 数字のショートカットで行います(システム設定 → キーボード → キーボードショートカット → Mission Controlで有効にしている場合)。niriの縦方向のワークスペースとは違いますが、macOS標準の仕組みなので、フルスクリーンのアプリをはじめ、macOSのあらゆる機能とそのまま組み合わせられます。OmniWMは逆のアプローチで、ディスプレイごとに1つの操作スペースの上で、独自のワークスペースを動かしています。

結局どれを選ぶべき?

niriがおすすめなのは…

  • Linuxを使っている人、またはLinuxに乗り換えてもかまわない人。無料でオープンソース、しかも最高の出来です。

OmniWMがおすすめなのは…

  • macOS 26 Tahoeを使っていて、無料・オープンソースを重視し、スクラッチパッド、Overview、CLIなどの追加機能を活用する人(詳しい比較・英語)。

PaperWM.spoonがおすすめなのは…

ChainYourMacがおすすめなのは…

  • Appleシリコン搭載Macで、macOS 13 Ventura、14 Sonoma、15 Sequoia、26 Tahoeのいずれかを使っていて、ストリップを最初からMacに備わっていたかのように使いたい人
  • 設定ファイルを保守するより、GUIで設定を調整したい人
  • 何かおかしいときに、開発者に直接メールで相談したい人

niriのワークフローを、今お使いのMacで。

果てしないストリップ、スタック、タブ付きの列、プリセット幅、そして指の動きについてくるトラックパッドスワイプ。macOS 13 Venturaから26 Tahoeまで対応し、数分でセットアップできます。

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よくある質問

niriをmacOSにインストールできますか?

いいえ。niriはWaylandコンポジターで、Linuxではniriそのものがディスプレイサーバーとなり、すべてのウィンドウを描画し、すべてのモニターを管理します。macOSのウィンドウを描画しているのはAppleのWindowServerで、サードパーティのアプリがこれを置き換えることはできません。そもそもmacOSではWaylandが動きません。Homebrewのformulaでも、移植版でも、ビルドフラグでも、この事情は変わりません。インストールできるのは、niriのスクロール型レイアウトを再現するMacアプリです。上で紹介した選択肢をご覧ください。

Mac版のniriはありますか?

niriそのものはありませんが、同じ考え方で作られたMacアプリがあります。ChainYourMac(有料、macOS 13以降)、OmniWM(無料、macOS 26 Tahoe以降)、PaperWM.spoon(無料、Hammerspoonのスクリプト)は、いずれもniriと同じように、ウィンドウを横方向のストリップに並べてスクロールさせます。

macOSでいちばんおすすめのniriの代替は?

お使いのmacOSのバージョンと、どんな設定方法が好みかによります。macOS 13 Ventura、14 Sonoma、15 SequoiaではOmniWMが動かないので、選択肢はChainYourMac(ネイティブアプリ、GUIで設定)かPaperWM.spoon(Lua)です。macOS 26 Tahoeなら、OmniWMも無料の有力な選択肢になります。全体のランキングはMac向けスクロール型ウィンドウマネージャーのおすすめ(英語)をご覧ください。

niriのようにトラックパッドのスワイプに対応していますか?

はい。niriは3本指の横スワイプで表示をスクロールします。ChainYourMacは初期設定では4本指のスワイプで、ストリップを指の動きに1対1で追従させます。3本指はmacOSが自分のジェスチャーに使っているためで、設定で3本指に切り替えることもできます。OmniWMとPaperWM.spoonも、トラックパッドのスワイプでスクロールできます。macOS側で変更すべきトラックパッドの設定は、セットアップガイド(英語)をご覧ください。

niriのように複数のモニターで使えますか?

はい。niriと同じく、ChainYourMacはディスプレイごとに専用のストリップを持ち、ウィンドウが隣の画面にはみ出すことはありません。⌃⌥Nでウィンドウを次のディスプレイへ送れ、ウィンドウを別のディスプレイへドラッグすると、そのディスプレイのストリップに加わります。また、Configuration → Displaysで、任意のディスプレイ1台だけChainYourMacをオフにできます。

niriの縦方向のワークスペースはどうなりますか?

macOSには、操作スペースという独自のワークスペースがあります。ChainYourMacは別の仕組みを新たに作るのではなく操作スペースを使い、操作スペースごとに専用のストリップを持たせています。niriのような、Overviewでズームアウトできる動的な縦方向のワークスペースはありません。macOSでそれに最も近いのはMission Controlです。

niriのキーバインドをMacでも使えますか?

修飾キーは異なりますが、ほぼそのまま使えます。ChainYourMacの初期設定は、control + optionの上にniriのキー配置を再現しています。⌃⌥←/→で列のフォーカス移動、⌃⌥⇧←/→で列の移動、⌃⌥Rでプリセット幅の切り替え、⌃⌥Fで全幅、⌃⌥Cで中央寄せです。どのショートカットも記録し直せます。完全な対応表はniri keybindings on Mac(英語)にあります。

niriのconfig.kdlを流用できますか?

そのままでは使えません。ChainYourMacはKDLを読み込まないためです。ただし重要なレイアウト設定(プリセットの列幅、すき間、center-focused-column、focus-follows-mouse)には対応する項目があり、すべて設定ウインドウから変更できます。1行ずつの対応はniri config on macOS(英語)にまとめています。

無料ですか?

niriは無料のオープンソースですが、Linux専用です。ChainYourMacは有料で、Mac 1台につき$19.99の買い切り。アップデートは無料で、サブスクリプションはありません。Macで無料のものを探しているなら、OmniWM(macOS 26 Tahoe専用)とPaperWM.spoonが無料のオープンソースです。

ChainYourMacはniriの移植版ですか?

いいえ。niriやPaperWMと同じスクロール型のモデルで作られた、独立したmacOSアプリです。共通しているのは考え方とストリップのレイアウトで、niriのコードは使っていません。niriと同じくエンジンはRustで書かれていて、設定アプリはSwiftUI製です。

SIPを無効にする必要はありますか?

いいえ。ChainYourMacは普通のMacアプリと同じようにインストールでき、必要なのは標準のアクセシビリティ権限だけです。SIPの変更もカーネル拡張も不要です。OmniWMとPaperWM.spoonも、SIPの変更は必要ありません。