niri for macOS:niriはMacで動くのか?
結論から言うと、動きません。niriはLinux用のWaylandコンポジターで、macOSでは動かせないからです。 ただし、niriのワークフロー はMacでも実現できます。このガイドでは、何がそのまま持ち込めるのか、どんな選択肢があるのか、そしてniriのキーと設定がどう置き換わるのかを解説します。
2026年10月更新 · 約11分
結論
niriはmacOSにインストールできません。 niri はLinux用のWaylandコンポジターです。ディスプレイサーバーそのものを置き換えるソフトで、macOSではそれが許されていません。それでも、niriのワークフロー はMacでも手に入ります。果てしなく続く横長のストリップに並ぶ列、左右へのフォーカス移動、プリセット幅、そしてトラックパッドでのスクロール。これを実現するアプリは3つあります。ChainYourMac (有料、macOS 13以降)、OmniWM (無料、macOS 26 Tahoe専用)、PaperWM.spoon (無料、Hammerspoon上のLua)です。Linuxを使っているなら、迷わずniriを使いましょう。素晴らしいソフトです。
niriとは
niri は自らを「a scrollable-tiling Wayland compositor」(スクロール型タイリングのWaylandコンポジター)と説明しています。Rustで書かれていて、ライセンスはGPL-3.0。最初のリリースは2023年後半で、現在はカレンダー形式のバージョン番号を採用しており、最新リリースはv26.04(2026年4月) です。そのモデルはREADMEの一文に集約されています。ウィンドウは右方向へ無限に続くストリップ上に列として並び、新しいウィンドウを開いても、既存のウィンドウがリサイズされることはない 、というものです。
niriらしさを形づくる要素は、ほかにもあります。
モニターごとに1本のストリップ。 各モニターが専用のストリップを持ち、ウィンドウが隣の画面にはみ出すことはありません。
動的な縦方向のワークスペース。 ワークスペースは各モニター上で縦に積み重なり、いちばん下には常に空のワークスペースが1つ用意されています。
柔軟な列。 1つの列に複数のウィンドウを縦に重ねたり、タブとして表示したりでき、プリセット幅を順番に切り替えることもできます。
ジェスチャーと細部の作り込み。 タッチパッドのジェスチャー、ズームアウトするOverview、カスタムシェーダーを使ったアニメーション、ぼかし、グラデーションの枠線、そして変更がその場で反映されるKDL形式の設定ファイルを備えています。
niriのREADMEには、GNOMEの拡張機能であるPaperWMに「大きな影響を受けた(heavily inspired by PaperWM)」とあり、ほかの環境で「スクロール型のタイリングを実現する(tile scrollably elsewhere)」プロジェクトの一覧には、macOS向けのものが2つ含まれています。その経緯はniri vs PaperWM (英語)で紹介しています。
なぜniriはmacOSで動かないのか
niriは、デスクトップの上で動くアプリではありません。コンポジター です。Linuxでは表示レイヤー全体の役割を担い、GPUとやり取りし、カーネルから入力を受け取り、すべてのピクセルを描画し、アプリとはWaylandプロトコルで通信します。macOSには、そのどれもありません。
macOSにはWaylandがありません。MacのアプリはAppleのフレームワークを通じて描画しており、Waylandクライアントではありません。
コンポジターはAppleのWindowServer だけで、これは保護されたシステムの一部です。SIPがオンでもオフでも、サードパーティのソフトウェアがこれを置き換えることはできません。
入力、ディスプレイの設定、ウィンドウの描画は、すべてAppleのAPIを経由します。
つまり「niriのmacOS移植」は、手間の問題ではありません。macOSの成り立ちそのものが、それを不可能にしています。LinuxのVMでniriを動かしても、手に入るのはウィンドウの中のniriであって、Macのアプリを管理するniriではありません。このガイドで紹介するMac用のツールは、どれも別の道を選んでいます。macOSと協調して 動き、ウィンドウの描画はAppleに任せたまま、アクセシビリティAPIを通じて実際のウィンドウを動かすのです。
Macに持ち込めるもの、持ち込めないもの
niriの概念 Macでは(ChainYourMacの場合)
無限に続く横方向のストリップ、開いてもリサイズしない 対応。これが中核のモデルです
列のフォーカス移動・列の左右への移動 対応。⌃⌥←/→ と ⌃⌥⇧←/→(変更可能)
1つの列に複数のウィンドウ 対応。スタック:スタック、取り出し、並べ替え、高さの調整
タブ表示の列 対応。タブバー付きのタブ付きの列
preset-column-widths、maximize-column、center-column 対応:プリセット幅、全幅、中央寄せ(never / on-overflow / always も)
モニターごとに1本のストリップ 対応。ウィンドウは自分のディスプレイにとどまります
タッチパッドのスワイプで表示をスクロール 対応。指の動きについてきます(初期設定は4本指、3本指も可)
フローティングウィンドウ 対応:⌃⌥T、アプリごとのルール、サイズ固定の小さなウィンドウは自動でフローティング
動的な縦方向のワークスペース+Overview 非対応。代わりにmacOSの操作スペースとMission Control。操作スペースごとに専用のストリップがあります
コンポジターの効果:シェーダー、ぼかし、角丸のクリッピング 非対応。ウィンドウを描くのはAppleです。オプションのフォーカス枠と減光のみ
画面外のウィンドウを完全に隠す ほぼ対応。macOSは画面外のウィンドウのごく一部を隅に表示したままにします
KDL形式の設定、ライブリロード すぐに反映されるGUIと、任意で使えるTOMLファイル
アニメーションの仕組みも異なります。niriでは、コンポジターが実際のフレームそのものをアニメーションさせます。macOSのウィンドウマネージャーは、アクセシビリティAPIを通じてウィンドウを毎秒何度も動かすことでアニメーションを実現します。ChainYourMacは、その動きをディスプレイのリフレッシュレートに同期したスプリングで制御しています。なめらかに感じられますが仕組みは別物で、アプリによってリサイズのなめらかさには差があります。
ここで実際に操作できます。動画ではなく、本物どおりに動くChainYourMacの模型です。
ターミナル
~/project ❯ git statusOn branch main nothing to commit ~/project ❯ cargo testrunning 42 tests test result: ok ~/project ❯
← 左へフォーカス
→ 右へフォーカス
⇧ ← 左へ移動
⇧ → 右へ移動
R 幅を切り替え
F 全幅
C 中央へ
] スタック
⇧ ] 取り出す
⇧ T タブ
フォーカス枠
非アクティブを暗く
動画ではなく、実際に動くChainYourMacの模型です。タイトルバーをドラッグして並べ替え、Dockのアイコンをクリックしてアプリを開き、赤いボタンでウィンドウを閉じられます。実際のアプリでは、各キーと一緒に ⌃ ⌥ を押します。このデモはどちらの押し方にも反応します。
ChainYourMacのイメージ:ウィンドウは、画面の端を越えて続くストリップの上に横並びで配置されます。ライブデモを使うにはJavaScriptを有効にしてください。
Appleの公証済み
Developer IDで署名
アカウント不要、アプリからの利用データ送信なし
必要な権限はアクセシビリティのみ
自動アップデート
macOSでniri風のスクロールを実現する方法
2026年10月6日時点で、各プロジェクトのリポジトリで確認した内容です。
ChainYourMac OmniWM PaperWM.spoon AeroSpace yabai
niriのようなスクロール型ストリップ あり あり(Dwindleも) あり なし(i3風のツリー) なし(BSP)
macOS 13 Ventura以降 26 Tahoe以降 Hammerspoonが動く環境 13以降 READMEを参照
チップ Appleシリコン Appleシリコン 各プロジェクトのREADMEを参照
トラックパッドでのスクロール あり、指についてくる あり、2/3/4本指 あり 該当なし 該当なし
スタック/タブ付きの列 両方 両方 スタック アコーディオン スタックレイアウト
ワークスペース macOSの操作スペース 独自のワークスペース macOSの操作スペース 独自(エミュレーション) macOSの操作スペース
設定方法 GUI(TOMLは任意) GUI+TOML Lua(init.lua) TOML シェルスクリプト+skhd
SIPの変更 不要 不要 不要 不要 任意(追加機能用)
価格 $19.99(買い切り) 無料、GPL-2.0 無料、MIT 無料、MIT 無料、MIT
ChainYourMac:macOS 13以降で使える、niri風のネイティブアプリ
ChainYourMac は「niri wasn't for Mac, so I made one.(niriはMac用じゃなかったので、自分で作った)」という一言から始まりました。Rustのエンジンと、SwiftUI製の設定アプリで構成されています。レイアウトはスクロール型のストリップ1つだけで、そのぶん深く作り込んでいます。左右どちらからでも組めるスタック、タブ付きの列、プリセット幅と幅の拡大・縮小、全幅表示、中央寄せモード、移動中に表示されるストリップのミニマップ、タイトルバーのドラッグによる並べ替え、そして列の順番・スタック・タブを再起動後も保つセッション復元。すべての設定はすぐに反映されるGUIにまとまっていて、ショートカットの記録はAZERTY、QWERTZ、Dvorak配列でも使えます。
長所: macOS 13から26まで動作、設定ファイル不要、必要な権限はアクセシビリティのみ、macOS標準の操作スペースを使用、開発者に直接メールできる。短所: 有料、クローズドソース、Appleシリコン専用、スクロール型のみでBSPモードはなし。
OmniWM:無料で多機能、ただしTahoe専用
OmniWM (v0.7.5、2026年10月5日。リポジトリはOmniNull/OmniWMに移転)は、GPL-2.0の無料ウィンドウマネージャーで、ワークスペースごとにniri風のスクロールコンテナか、Hyprland風のDwindleを選べます。quakeスタイルのターミナル、スクラッチパッド、Overview、コマンドパレット、omniwmctl CLIなど、追加機能も豊富です。2本、3本、4本指のトラックパッドジェスチャーで列をスクロールできます。
長所: 無料でオープンソース、開発が非常に活発、2種類のレイアウト、パワーユーザー向けの機能が豊富。短所: macOS 26 Tahoe以降 が必要、アクセシビリティと 入力監視の両方の権限が必要、独自のワークスペースを使い、ディスプレイごとにmacOSの操作スペースは1つだけ。詳しい比較はChainYourMac vs OmniWM (英語)を、Tahoeを使っていないならOmniWMの代替 (英語)もご覧ください。
PaperWM.spoon:無料、スクリプトで自在、Hammerspoonの中で動く
PaperWM.spoon は、Hammerspoon向けにLuaで書かれた「tiled scrollable window manager for MacOS」です。MITライセンスで、現在も活発にメンテナンスされており、トラックパッドのスワイプによるスクロールにも対応しています。Spoonsフォルダにクローンし、init.luaを編集してインストールします。
長所: 無料、スクリプトでいくらでも拡張できる、Hammerspoonが動く環境ならどこでも使える。短所: Luaの設定を自分で保守する必要があり、READMEには、画面外のウィンドウが画面の端に見えてしまうことや、複数ディスプレイでのクセについての注意書きがあります。手順はPaperWM.spoonセットアップガイド (英語)をご覧ください。
AeroSpaceとyabai:優れたタイル型だが、niriではない
この2つは「niri macos」の話題で必ず名前が挙がるので、はっきりさせておきます。AeroSpace は「i3-like tiling window manager」(パブリックベータ、v0.21.3-Beta)です。yabai はバイナリスペースパーティショニング(BSP)でタイル配置します(v7.1.25)。どちらも優れたツールですが、スクロール型のレイアウトはありません。新しいウィンドウを開くたびに見えている画面が分割され、他のウィンドウが配置し直されます。これこそ、niriが避けるために作られた挙動です。本当にi3のような動作がほしいなら、ChainYourMac vs AeroSpace とvs yabai (いずれも英語)をご覧ください。
小規模なプロジェクトもあります。Nehir はOmniWMからフォークしたスクロール専用版で、komorebi for Mac (初期段階、v0.1.x)もスクロール型のレイアウトを挙げています。
niriのキーをMacで使う
niriの初期設定はModキーを使います。実機のセッションではSuperキーです。Macでは⌘はアプリが使うキー(⌘C、⌘W、⌘Q)で、⌥単体は文字の入力や単語単位の移動に使われます。そこでChainYourMacは、ウィンドウマネージャーの操作をcontrol + option(⌃⌥) に割り当て、niriのキー配置の形はそのまま残しています。
操作 niriの初期設定 ChainYourMac 2.1の初期設定
列のフォーカスを左/右へ Mod+Left/Right、Mod+H/L ⌃⌥←/→、⌃⌥H/L
列を左/右へ移動 Mod+Ctrl+Left/Right ⌃⌥⇧←/→
プリセット幅の切り替え Mod+R ⌃⌥R
列の最大化(全幅) Mod+F ⌃⌥F
列を中央へ Mod+C ⌃⌥C
ウィンドウの取り込み/追い出し(consume / expel) Mod+[ / Mod+] ⌃⌥] / ⌃⌥[ でスタック、⌃⌥⇧] / ⌃⌥⇧[ で取り出し
タブ付きの列 Mod+W ⌃⌥⇧T
フローティングの切り替え Mod+V ⌃⌥T
タッチパッド:ストリップをスクロール 3本指の横スワイプ 4本指スワイプ(3本指も可)
どのショートカットも記録し直すことができ、1つの操作に複数のショートカットを割り当てられます。最初/最後の列、列の幅、高さ、モニターの操作、そして対応するものがない操作まで網羅した完全な表は、niri keybindings on Mac (英語)にあります。
niriの設定をMacで再現する
niriユーザーが実際に調整するレイアウト設定は、すべてChainYourMacにもあります。アプリの設定項目としても、任意で使えるTOMLファイルのキーとしても使えます。
preset-column-widths → Preset Window Widths (preset_column_widths)。初期値は25、33、50、67、75%です。niriの初期値は1/3、1/2、2/3です。
gaps 16 → gap_innerとgap_outerを別々に、ポイント単位で設定(初期値は8)。
center-focused-column "never" | "on-overflow" | "always" → center_focused_column。同じ3つの値で、初期値も同じです。
focus-follows-mouse / warp-mouse-to-focus → focus_follows_mouse / mouse_follows_focus。niriと同じく、どちらも初期設定はオフです。
focus-ring → 色・幅・角丸を指定できる任意のfocus_border。初期設定はオフです。
ウィンドウルール、アニメーション、出力(outputs)、ワークスペースについては、niri config on macOS (英語)で1行ずつ対応を解説しています。
複数モニターと操作スペース
モニターごとのストリップは、niriが作られた大きな理由の1つでした。READMEには、ウィンドウが隣のモニターに「overflow」(はみ出す)ことは決してない、とあります。ChainYourMacもmacOS上で同じルールに従います。ディスプレイごとに専用のストリップがあり、フォーカスもスクロール位置もそれぞれ独立しています。画面の端にあるウィンドウは、隣の画面にはみ出さず、端にぴったり揃います。⌃⌥Nでウィンドウを次のディスプレイへ送れます。ウィンドウを別のディスプレイへドラッグすると、そのディスプレイのストリップに加わります。Configuration → Displaysで、任意のディスプレイ1台を管理対象から外すこともできます。
ワークスペースについては、ChainYourMacはmacOSの操作スペース を使い、操作スペースごとに専用のストリップを持ちます。切り替えはMission Controlのスワイプか、control + 数字のショートカットで行います(システム設定 → キーボード → キーボードショートカット → Mission Controlで有効にしている場合)。niriの縦方向のワークスペースとは違いますが、macOS標準の仕組みなので、フルスクリーンのアプリをはじめ、macOSのあらゆる機能とそのまま組み合わせられます。OmniWMは逆のアプローチで、ディスプレイごとに1つの操作スペースの上で、独自のワークスペースを動かしています。
結局どれを選ぶべき?
niriがおすすめなのは…
Linuxを使っている人、またはLinuxに乗り換えてもかまわない人。無料でオープンソース、しかも最高の出来です。
OmniWMがおすすめなのは…
macOS 26 Tahoeを使っていて、無料・オープンソースを重視し、スクラッチパッド、Overview、CLIなどの追加機能を活用する人(詳しい比較 ・英語)。
PaperWM.spoonがおすすめなのは…
すでにHammerspoonを使いこなしていて、Luaの保守を楽しめる人(セットアップガイド ・英語)。
ChainYourMacがおすすめなのは…
Appleシリコン搭載Macで、macOS 13 Ventura、14 Sonoma、15 Sequoia、26 Tahoeのいずれかを使っていて、ストリップを最初からMacに備わっていたかのように使いたい人
設定ファイルを保守するより、GUIで設定を調整したい人
何かおかしいときに、開発者に直接メールで相談したい人
niriのワークフローを、今お使いのMacで。
果てしないストリップ、スタック、タブ付きの列、プリセット幅、そして指の動きについてくるトラックパッドスワイプ。macOS 13 Venturaから26 Tahoeまで対応し、数分でセットアップできます。
ChainYourMacを購入 — $19.99
買い切り · アップデートはずっと無料 · macOS 13以降(Appleシリコン)
よくある質問
niriをmacOSにインストールできますか?
いいえ。niriはWaylandコンポジターで、Linuxではniriそのもの がディスプレイサーバーとなり、すべてのウィンドウを描画し、すべてのモニターを管理します。macOSのウィンドウを描画しているのはAppleのWindowServerで、サードパーティのアプリがこれを置き換えることはできません。そもそもmacOSではWaylandが動きません。Homebrewのformulaでも、移植版でも、ビルドフラグでも、この事情は変わりません。インストールできるのは、niriのスクロール型レイアウトを再現するMacアプリです。上で紹介した選択肢をご覧ください。
Mac版のniriはありますか?
niriそのものはありませんが、同じ考え方で作られたMacアプリがあります。ChainYourMac (有料、macOS 13以降)、OmniWM (無料、macOS 26 Tahoe以降)、PaperWM.spoon (無料、Hammerspoonのスクリプト)は、いずれもniriと同じように、ウィンドウを横方向のストリップに並べてスクロールさせます。
macOSでいちばんおすすめのniriの代替は?
お使いのmacOSのバージョンと、どんな設定方法が好みかによります。macOS 13 Ventura、14 Sonoma、15 SequoiaではOmniWMが動かないので、選択肢はChainYourMac(ネイティブアプリ、GUIで設定)かPaperWM.spoon(Lua)です。macOS 26 Tahoeなら、OmniWMも無料の有力な選択肢になります。全体のランキングはMac向けスクロール型ウィンドウマネージャーのおすすめ (英語)をご覧ください。
niriのようにトラックパッドのスワイプに対応していますか?
はい。niriは3本指の横スワイプで表示をスクロールします。ChainYourMacは初期設定では4本指のスワイプで、ストリップを指の動きに1対1で追従させます。3本指はmacOSが自分のジェスチャーに使っているためで、設定で3本指に切り替えることもできます。OmniWMとPaperWM.spoonも、トラックパッドのスワイプでスクロールできます。macOS側で変更すべきトラックパッドの設定は、セットアップガイド (英語)をご覧ください。
niriのように複数のモニターで使えますか?
はい。niriと同じく、ChainYourMacはディスプレイごとに専用のストリップを持ち、ウィンドウが隣の画面にはみ出すことはありません。⌃⌥Nでウィンドウを次のディスプレイへ送れ、ウィンドウを別のディスプレイへドラッグすると、そのディスプレイのストリップに加わります。また、Configuration → Displaysで、任意のディスプレイ1台だけChainYourMacをオフにできます。
niriの縦方向のワークスペースはどうなりますか?
macOSには、操作スペースという独自のワークスペースがあります。ChainYourMacは別の仕組みを新たに作るのではなく操作スペースを使い、操作スペースごとに専用のストリップを持たせています。niriのような、Overviewでズームアウトできる動的な縦方向のワークスペースはありません。macOSでそれに最も近いのはMission Controlです。
niriのキーバインドをMacでも使えますか?
修飾キーは異なりますが、ほぼそのまま使えます。ChainYourMacの初期設定は、control + optionの上にniriのキー配置を再現しています。⌃⌥←/→で列のフォーカス移動、⌃⌥⇧←/→で列の移動、⌃⌥Rでプリセット幅の切り替え、⌃⌥Fで全幅、⌃⌥Cで中央寄せです。どのショートカットも記録し直せます。完全な対応表はniri keybindings on Mac (英語)にあります。
niriのconfig.kdlを流用できますか?
そのままでは使えません。ChainYourMacはKDLを読み込まないためです。ただし重要なレイアウト設定(プリセットの列幅、すき間、center-focused-column、focus-follows-mouse)には対応する項目があり、すべて設定ウインドウから変更できます。1行ずつの対応はniri config on macOS (英語)にまとめています。
無料ですか?
niriは無料のオープンソースですが、Linux専用です。ChainYourMacは有料で、Mac 1台につき$19.99の買い切り。アップデートは無料で、サブスクリプションはありません。Macで無料のものを探しているなら、OmniWM(macOS 26 Tahoe専用)とPaperWM.spoonが無料のオープンソースです。
ChainYourMacはniriの移植版ですか?
いいえ。niriやPaperWM と同じスクロール型のモデルで作られた、独立したmacOSアプリです。共通しているのは考え方とストリップのレイアウトで、niriのコードは使っていません。niriと同じくエンジンはRustで書かれていて、設定アプリはSwiftUI製です。
SIPを無効にする必要はありますか?
いいえ。ChainYourMacは普通のMacアプリと同じようにインストールでき、必要なのは標準のアクセシビリティ権限だけです。SIPの変更もカーネル拡張も不要です。OmniWMとPaperWM.spoonも、SIPの変更は必要ありません。